変化する相場と来年のシナリオ

  • 11月の米国消費者物価指数(CPI)は減速し、市場予想を裏切る結果となった。インフレ率は10月の+7.7%から11月は+7.1%に低下した。
  • 中古車バブルの崩壊が耐久財価格に影響を及ぼしている。サービスの大半を占める家賃はまだ上昇中だが、来年春には伸びが鈍化すると予想される。
  • 中国経済は、ゼロコロナ政策の緩和と資源価格の上昇により再起動する。しかし、不動産業界は依然として景気の足を引っ張っている。
  • 銅や金の価格が上昇しているが、中国経済に対する市場の見方は変わっていない。
  • インフレ率の減速が予想されるが、重要なことは、インフレ率の減速が必ずしも景気の悪化を必要としないことである。求人倍率が高いので賃金は伸びているが、FIRE層は早期退職している。

 

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