ガンドラック氏: 景気後退入りは保証されている

経済学者のラリー・サマーズ氏は、米国経済について楽観的な見方を示し、ソフトランディングの可能性を示唆している。一方、DoubleLine CapitalのJeffrey Gundlach氏は、米国経済に対して強い弱気な見方をしている。同氏は、米国におけるクレジットカードの借り入れ増加など、消費者の借り入れが増えることは、経済が健全であることの証ではなく、人々が苦しくなり、借りざるを得なくなっていることの表れであると主張する。

また、現在3.7%の失業率は経済の健全性を示す指標としては信頼できず、FRBが2023年末までに4.6%に上昇すると予測しているのは、景気後退の兆候であると指摘する。ガンドラック氏はまた、住宅市場の活性化は終わり、住宅価格の上昇と金利の上昇により持続不可能になると予測している。

また、2023年にはドルが下落すると予想している。全体として、景気を加速させる要素はないと見ており、2023年には米国経済がリセッションに陥ると予想している。